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障害者のための職業能力開発校
2022年09月01日
障害者向け公的サービスとして「障害者職業能力開発校」があります。障害者が就業するための能力開発を行う学校であり、期間は基本的に一年間です。そこにかかる費用は原則無料で、修了したあとは、ハローワークによって職業の斡旋を受けることが可能となっています。 その対象は重度障害者を中心としたもので、障害に配慮された細やかなサポートにより、障害者の社会参加を支援していることになります。 また、一般の職業能力開発校に、精神や身体の障害がある人を対象としたコースを設置し、積極的に入学を誘致していく試みも取られています。 この「障害者職業能力開発校」は、障害者の態様に合わせた委託訓練が大きな特徴となっています。企業や社会福祉法人をはじめとして、NPO法人や民間教育訓練機関など多様な委託訓練を展開しており、全都道府県で実践されています。 このシステムにより、障害者と企業サイドとの双方にメリットが生じるような人材育成が進められていることになります。