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障害者福祉が活発なスウェーデン
2019年08月01日
スウェーデンは、高齢化率が2011年の時点で17.8パーセントを超えています。世界トップクラスの長寿国であるため、高齢者施策が活発です。豊富な社会福祉サービスが、すべての国民に対して提供されることになっており、そのほとんどが公費によって負担されています。結果として、社会保障給付率は、デンマークと並んで全世界トップとなっています。介護が必要である高齢者や障害者に対する公的なサポートが充実しており、「高負担・高福祉」を掲げた「スウェーデンモデル」として存在しているのです。 必要な介護サービスは、要介護判定員によって決定されます。利用者負担もありますが、それは所得に応じた金額であり、上限値も設定されています。ホームヘルプサービスが豊富であり、在宅サービスの選択肢が多いのも特徴です。24時間体制のサポートの割合も増加しており、夜間帯のホームヘルプや訪問介護などは、ナイトパトロールと呼ばれる専属チームが担当しています。介護者を持つ家族に対するケアも充実しています。