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マッサージ師として障害者が活躍中
2019年06月01日
日本の視覚障害者にとって、とても伝統的な仕事のひとつに「マッサージ師」があります。「あはき業」と呼ばれるもので、明治期から盲学校等で教育されていました。あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師の三つの国家資格を取得するため、難易度は高く、一定の年数の勉強を積んだあとにチャレンジしても、合格するのは大変です。 はれて免許を取得したあとは、自営開業をするか、治療院や接骨院に就職するか、医療機関へ就職するか、ヘルスキーパーとして働くか、介護保険施設で働くかという選択肢をとることができます。自営開業であれば、自宅に看板を掲げることも可能ですし、出張専門として働く方法もあれば、賃貸店舗を利用することもできます。この方法を目指して、治療院や接骨院で修業を積む人もいます。ヘルスキーパーを目指す人は、大手企業への就職も臨みやすいです。障害者雇用推進法により、視覚障害マッサージ師の雇用率が高まっている傾向にあります。